新生児のチャイルドシートはいつから?退院日までに選ぶポイント

母がチャイルドシートの内側クッションを確認、父は眠る新生児を抱く、傍らに段ボール箱 チャイルドシート

「退院の日、赤ちゃんをどうやって車に乗せて帰ればいいんだろう」。出産準備のリストのなかでも、チャイルドシートはつい後回しになりがちなアイテムです。売り場にはR129やISOFIXといった聞き慣れない言葉が並んでいて、どれを選べばいいのか迷ってしまいますよね。

新生児のチャイルドシートは、車で退院するその日から必要になります。この記事では、いつから必要なのかという法律の決まりから、タイプの違い、選ぶときに見るポイント、乗せるときの注意点までを順番にお伝えします。

この記事でわかること

  • 新生児にチャイルドシートが必要になる時期と、法律の決まり
  • ベビーシートなど3つのタイプの違い
  • 新生児用を選ぶときに見る5つのポイント
  • 後ろ向きで乗せるときの注意点と、買うか借りるかの考え方

法令や警察庁、JAF、メーカーの公式情報をもとに、はじめての方にもわかりやすくまとめました。


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新生児にチャイルドシートはいつから必要?

母が新生児を抱き、父と共に3タイプ(乳児用・幼児用・ジュニア用)のチャイルドシートを床に並べて比較
母が新生児を抱き、父と共に3タイプ(乳児用・幼児用・ジュニア用)のチャイルドシートを床に並べて比較

車で退院する日から必要です。生まれて数日の赤ちゃんでも、自家用車に乗せるならチャイルドシートを使います。

6歳未満の子どもを乗せるときは使用が義務

チャイルドシートの使用は、道路交通法第71条の3第3項で運転する人の義務として定められています。6歳未満の幼児を乗せて運転するときは、病気などやむを得ない理由がある場合を除き、チャイルドシートを使わなければなりません。

出典: e-Gov法令検索「道路交通法」第71条の3第3項(2026年9月確認)

警察庁の公式サイトでも、6歳未満の幼児をチャイルドシートに乗せずに運転してはならないと案内されています。年齢の下限はないので、生まれたばかりの赤ちゃんも対象です。違反した場合、運転者には基礎点数1点が付きます。

抱っこで乗せるのが危ない理由

「病院から家までは近いから、抱っこで大丈夫かな」と考える方もいるかもしれません。警察庁やJAFも、チャイルドシートを正しく使うよう呼びかけています。衝突したときの力は大人の腕で支えきれるものではありません。赤ちゃんが腕から離れてしまったり、大人の体と車内のあいだに挟まれたりするおそれがあります。

距離や速度に関係なく、退院の日からチャイルドシートに乗せてあげてくださいね。

使用義務が免除される場合もある

道路交通法施行令では、使用義務が免除される場面が定められています。たとえば、タクシーやバスなどの旅客運送の車に乗るときや、チャイルドシートに乗せたままではできない授乳などのお世話を運転する人以外がしているときです。

ただし、免除されるのは法律上の義務だけで、車に乗る危険が減るわけではありません。授乳やおむつ替えは、車を安全な場所に止めてからにすると安心です。タクシーで退院する予定なら、チャイルドシートを持ち込めるか、あらかじめタクシー会社に聞いておきましょう。


新生児から使えるのは3つのタイプ

ベビー用品店で家族3人とスタッフが黒いチャイルドシートを囲んで確認
ベビー用品店で家族3人とスタッフが黒いチャイルドシートを囲んで確認

新生児から使えるチャイルドシートは、使える期間によって大きく3つのタイプに分かれます。

タイプ 使える時期の目安 特徴
ベビーシート 新生児から1歳ごろ 後ろ向き専用。本体ごと持ち運べる商品が多い
新生児から使えるチャイルドシート 新生児から4歳ごろ 成長に合わせて後ろ向きから前向きへ切り替える。回転式も多い
ロングユースタイプ 新生児から学齢期ごろ 形を変えながら長く使える。そのぶん本体は大きめ

ベビーシートは軽くて持ち運びやすく、寝ている赤ちゃんをそのまま家の中まで運べるのが魅力です!使える期間が短いぶん、1歳ごろには次の一台が必要になります。

新生児から使えるチャイルドシートは、1台で4歳ごろまで使えるタイプです。座面が回る回転式なら、ドア側に向けて乗せ降ろしできるので、産後の腰への負担もやわらぎます。

ロングユースタイプは買い替えが少なく済む反面、本体が大きく重くなりがちです。車に付けたままにする使い方に向いています。

どのタイプも、使える時期はあくまで目安です。実際の対象は商品ごとに身長や体重で決まっているので、商品ページや取扱説明書で見比べてください。


新生児のチャイルドシート選びで見る5つのポイント

車内で母が眠る新生児を抱き、父がチャイルドシートを取り付け調整
車内で母が眠る新生児を抱き、父がチャイルドシートを取り付け調整

ここからは、新生児用を選ぶときに確かめておきたいポイントを5つご紹介します。

R129に適合しているか

チャイルドシートの安全基準には、新しい「R129」と、従来の「R44」があります。アップリカやコンビの公式サイトによると、R129は次の点がR44から変わっています。

  • 体重ではなく身長で、使えるかどうかを判断する
  • 前と後ろからの衝突試験に加えて、側面からの衝突試験が加わった
  • 月齢15か月を超えるまでは、前向きでの使用が禁止されている

JAFが行った側面衝突のテストでは、R44とR129のどちらも安全の範囲内という結果でした。そのうえで、R129のほうが側面衝突時の安全性は高いと紹介されています。これから新しく用意するなら、R129適合の商品から探すと選びやすくなります。

新生児の身長や体重が対象に入っているか

「新生児から」と書かれていても、使い始められる身長や体重の下限は商品ごとに違います。R129の商品は身長、R44の商品は体重で対象が示されているので、表示の単位もあわせて確かめましょう。

出生時の身長と体重は、母子健康手帳に記録されています。小さく生まれた赤ちゃんや、医療的なケアが必要な赤ちゃんの場合は、乗せる前に医師や助産師に相談しておくと安心です。

乗せる車に取り付けられるか

取り付け方には、車の座席にある専用の金具に差し込むISOFIXと、車のシートベルトで固定する方法の2つがあります。ISOFIXは差し込むだけで固定でき、取り付けの失敗が起きにくい方式です。ただし、金具のない車には使えません。

里帰り先の車やレンタカーにも乗せる予定があるなら、それぞれの車がどちらに対応しているかを事前に調べておきましょう。車の取扱説明書のほか、チャイルドシートのメーカーが公開している車種の適合表も参考になります。

寝かせる姿勢を保ちやすいか

新生児は首がすわっていないため、体をしっかり支えられるつくりかどうかが大切です。多くの商品には、小さな体のすき間を埋めるインナークッションが付いています。

背もたれの角度も商品ごとに決まった範囲があります。取り付けたら、説明書に示された角度に合っているかを目で見て確かめてください。

使う期間と乗せ降ろしのしやすさ

毎日の送迎や通院に使うのか、退院と里帰りのあいだだけなのかで、向いているタイプは変わります。1日に何度も乗せ降ろしするなら回転式、車から降りたあとも寝かせたまま運びたいならベビーシートがラクです。

本体の重さも見ておきたいポイントです。車から車へ付け替える予定があるなら、軽いもののほうが扱いやすくなります。


新生児を車に乗せるときの注意点

車内で母が新生児を抱き、父がチャイルドシートの設置状態を確認
車内で母が新生児を抱き、父がチャイルドシートの設置状態を確認

チャイルドシートを選んだら、正しく使うことも同じくらい大切です。はじめて乗せる日の前に、次の4つを確認しておきましょう。

後部座席に後ろ向きで取り付ける

JAFは、乳児用のチャイルドシートは後ろの座席に取り付けるよう呼びかけています。助手席にエアバッグがある車では、後ろ向きに取り付けると危険です。エアバッグが開いたときに、チャイルドシートや赤ちゃんを強く押してしまうおそれがあるためです。国土交通省も、エアバッグのある助手席への取り付けは避けるよう案内しています。

後ろの座席の中央は、座席の形やシートベルトのつくりによって正しく付けられない場合があります。中央に付けたいときは、車の取扱説明書で確認してから決めましょう。

ぐらつきとベルトのたるみを確かめる

取り付けたら、本体を手で揺すってぐらつきがないかを見ます。ISOFIXの場合は、左右の金具が両方ともはまっているかも確かめてください。片方だけでは固定されません。

赤ちゃんを乗せたあとは、肩ベルトにねじれやゆるみがないかをチェックしましょう。退院前に、ぬいぐるみなどを使って一度乗せ降ろしの練習をしておくと、当日あわてずに済みます。

厚着のままベルトを締めない

分厚いアウターを着たままベルトを締めると、体とベルトのあいだにすき間ができてしまいます。寒い日は、ベルトを締めてから上にブランケットを掛けるのがおすすめです。

長い移動はこまめに休憩をとる

新生児は自分で姿勢を変えられません。里帰りなどで長く車に乗る日は、途中で休憩をとって顔色や呼吸、姿勢の様子を見てあげてくださいね。早産で生まれた赤ちゃんなどは、移動の前にかかりつけの医師に相談しておくと心強いです。


買うか借りるかは使う期間で決める

店舗カウンターで家族がスマホを見ながらチャイルドシートの部品を確認
店舗カウンターで家族がスマホを見ながらチャイルドシートの部品を確認

チャイルドシートは、どのくらいの期間、どんなふうに使うかで、買うか借りるかの答えが変わります。

使い方 向いている方法
毎日の送迎や通院で車に乗る 購入
きょうだいにも続けて使う予定がある 購入
退院と里帰りのあいだだけ使う レンタル
実家の車用にもう1台ほしい レンタル
どのタイプが合うか試してから決めたい レンタル

毎日使うなら、購入したほうが1か月あたりの負担は下がっていきます。反対に、新生児期だけベビーシートを使い、そのあと別のタイプへ移る予定なら、最初の数か月を借りて済ませる方法もあります。使い終わったあとの置き場所に困らないのもレンタルのよさです。

お下がりや中古品を使う場合は、事故に遭っていないか、取扱説明書がそろっているかを確かめてから使いましょう。

トイサブ!レンタルでも、チャイルドシートをレンタルでお届けしています。借りられる期間や料金、発送の条件は商品ごとに異なるので、商品ページでご確認ください。送料は商品のサイズや種類、お届け先によって異なります。カートに商品を追加してお届け先住所を入力すると、実際の送料を確認できます。


よくある質問

退院の日だけでもチャイルドシートは必要ですか?

自家用車で退院するなら必要です。道路交通法の使用義務は6歳未満の幼児が対象で、生まれたばかりの赤ちゃんも含まれます。自宅までの距離が短くても、原則として、抱っこで乗せて走ることはできません。

R44のチャイルドシートは新生児に使えますか?

表示された対象体重と使い方を守れば使えます。R44の商品は体重で対象が示されているので、赤ちゃんの出生時の体重が下限を満たしているかを確かめてください。お下がりで受け継ぐ場合は、取扱説明書がそろっているかもあわせて見ておきましょう。

前向きに切り替えられるのはいつからですか?

R129の商品では、月齢15か月を超えるまで前向きでの使用が禁止されています。コンビの公式サイトでは、15か月を超えても身長76cm未満の場合は前向きで使えないと案内されています。切り替えの条件は商品ごとの説明書にも書かれているので、あわせて確認してください。

レンタルの期間や送料はどう決まりますか?

トイサブ!レンタルでは、借りられる期間と料金が商品ごとに設定されていて、商品ページで確認できます。レンタル会社を比べるときは、表示されている月額だけでなく、使う期間分のレンタル料金と往復の送料を合わせた総額で比べると、実際の負担がわかりやすくなります。

里帰り先でもチャイルドシートは必要ですか?

実家の車に赤ちゃんを乗せるなら必要です。運転するのが祖父母でも、義務は運転する人にかかります。実家の車がISOFIXに対応しているか、帰省の前に確かめておきましょう。


新生児のチャイルドシートのまとめ

父母と乳児がスマホ画面を確認、右側に車載済みの空のチャイルドシート
父母と乳児がスマホ画面を確認、右側に車載済みの空のチャイルドシート

新生児のチャイルドシートは、車で退院する日から必要になります。

  • 6歳未満の子どもを車に乗せるときは、チャイルドシートの使用が法律で義務づけられている
  • タイプはベビーシート、新生児から使えるチャイルドシート、ロングユースタイプの3つ
  • 選ぶときはR129適合か、身長や体重が対象に入るか、車に付けられるかを見る
  • 乗せるときは後部座席に後ろ向きで取り付け、ぐらつきとベルトのゆるみを確かめる
  • 毎日使うなら購入、退院や里帰りのあいだだけならレンタルも選択肢になる

赤ちゃんとの最初のドライブは、退院の日です。予定日が近づく前にチャイルドシートを決めて、取り付けの練習までしておくと、当日は赤ちゃんとの時間に集中できます。準備が整えば、はじめてのおでかけもきっと楽しみになりますよ!

トイサブ!レンタルでは、必要な期間だけチャイルドシートを借りられます。退院や里帰りの予定に合わせて、ぜひ商品ページをのぞいてみてください。

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出典・参考

※本記事は2026年9月時点の情報に基づいて作成しています。最新の料金・在庫は公式サイトでご確認ください。

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